カンタンわかるスグできる・健康お役立ちコラム
野菜をもっとおいしく・健康に食べるには?/ナス編
ナスはとても吸収力のある野菜です。
ナスは細胞同士のすきまに空気が多くふくまれており、まるでスポンジのようになっています。
その特性から、ナスを調理すると味をとてもよく吸収します。
ナスは油をよく吸収することで知られていますが、生のままではだし汁などはあまり吸収しません。しかし、ナスを一度ゆでてからだし汁につけるとグンと吸収力はあがりますよ。
ナスは油を吸収します!
炒め物などでナスはよくつかわれますね。
炒め物といえば油をつかいますが、ナスは油をどんどん吸収します。
油が足りないんじゃないかと、ついナス料理のときは油を追加してしまうことが多いのでは?
ここは裏ワザを賢く利用します。
ナスは調理前に電子レンジで加熱します(だいたい600Wで1分+ひっくりかえしてさらに1分)。事前にナスに熱を通すことで、調理時間を短縮でき油の量が少なくてすみます。レンジでナスの皮がはじけないようにヘタとはなつきは下ごしらえでとっておくのがポイントです。
また、油の量を事前に決めておき、調理の途中で油を足さないようにしましょう。炒め物に必要な油の量は決まっていますので、なくなっても十分たりているのです。
ナスのあく抜きはNG??
ナスは水に浸してアク抜きをしますか?ナスの変色をふせぐためにアク抜きをされることも多いと思います。
しかし、ナスの栄養をたっぷり摂る&おいしく食べるという面からみると、アク抜きはNG!ナスを長い時間水につけておくと、健康効果の高いポリフェノールが溶け出してしまうのです!
また、水につけたナスを焼きナスにすると味がおちてしまいますので要注意です!
ナスを上手においしく保存しよう!
ナスは夏野菜なので、低温と乾燥に弱い野菜です。
特に夏場は野菜が痛みやすくなるので、買ってきた野菜はすぐに冷蔵庫に入れるという方多いのでは?
冷蔵庫・野菜室の温度でも、ナスにとっては苦手な低温となります。
ナスの最適な保管温度は15度。
野菜室で保存する場合は、まず乾燥を防ぐため、ビニール袋などのポリ袋にいれた上で、新聞紙でくるみます。
こうすると、上手に保存できますよ。